- HOME>
- 生活習慣病
生活習慣病と上手く付き合うために
患者様の積極性をうながす“動機づけ”
生活習慣病の治療では食事や運動などの“生活習慣の改善”が重要になりますが、医師から「生活習慣を見直してください」と言われるだけでは、なかなか上手くいかないものです。
京都市西京区のどいクリニックでは、生活習慣の改善に対する患者様の思いを尊重した、“動機づけ”を大切にした診療を行っています。
「やめたい・やめられない」という相反する思いを良い方向へ
当院の院長は“MINT(動機づけ面接トレーナーネットワーク)メンバー”で、患者様への“動機づけ”のためのトレーニングを積んでおります。
「食事を見直さなくてはいけない・でも食べることが好き」「運動しなくてはいけない・でもなかなか続かない」というような、患者様が抱える相反する思いを、症状改善のために良い方向へ向けられるようにして、ご自身で決めて進んでいただくようにしています。
ご自分で考えて、言葉にしてもらいます
いくら丁寧に医師から「ウォーキングしてくださいね」と言われても、患者様からすると「ウォーキングしなさい」と“命令”されたように感じるものなので、そこは「最近、朝晩が涼しくなりましたね」「ウォーキングするとしたら、どの時間帯が気持ち良いですかね?」というように投げかけて、ご本人に考えていただくようにします。
そうして「昼間は暑いので、朝晩なら歩けるかも」逆に「早起きは苦手なので、夜なら歩けるかも」と考えてもらい、それを言葉にしてもらうことで行動に繋げます。
こうして患者様ご自身のお気持ち1つで変えられることはたくさんあり、それをサポートするのが当院の役目です。
「お薬を減らしたい」なら、そのために何ができるかを考える
生活習慣病の患者様の中には「できるだけ薬を飲みたくない」と考えている方もいます。
当院では、まずは「では、お薬を飲まずに済む方法を一緒に考えましょう」という風にお話しさせていただきます。
もちろん、科学的な根拠に基づく診療を基本とし、症状が悪くなったからといって考えなしにお薬を増やしたり、また患者様を責めたりはしません。
患者様の“治す力”を信じて一緒に歩んで行くのが当院のスタイルです。
生活習慣病について
生活習慣病とは、食事、運動、飲酒・喫煙、睡眠、ストレスなどの毎日の生活習慣の乱れが大きく関与して起こる病気の総称です。
主なものに糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。
糖尿病
糖尿病とは、何らかの要因により細胞がブドウ糖を取り込めなくなり、血液中の血糖値が高くなる病気です。
通常、血液中のブドウ糖はインスリンの働きによりエネルギー源に換えられたり、脂肪・グリコーゲンという物質に変えられたりしますが、このインスリンが正常に機能しなくなると糖尿病が起こります。
糖尿病の治療
高血糖状態が続くと、動脈硬化が進んで網膜症・腎症・神経障害などの合併症を招く恐れがあります。
これを防ぐために、基本的には食事の見直しや積極的な運動など、生活習慣を見直して血糖値をコントロールします。
食事療法・運動療法だけでは上手くコントロールできない場合には、内服薬やインスリン療法を並行することもあります。
高血圧
高血圧とは、血圧が異常に高い値を示す状態です。
収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の時、高血圧と診断されます。
高血圧の治療
高血圧を放置すると、血管がダメージを受けて動脈硬化が凝り、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気の原因となります。
高血圧の治療では糖尿病と同様に生活習慣の見直しが基本となりますが、お薬で血圧をコントロールする場合もあります。
ご家族に高血圧の方がいるとリスクが高いと言えますので、普段から塩分を控えたり、禁煙に取り組んだりするなど、生活習慣に気をつけるようにしましょう。
脂質異常症
脂質異常症とは、コレステロールや中性脂肪などが異常な値を示す状態です。
脂質異常症そのものに症状はありませんが、放っておくと血液がドロドロの状態になり、動脈硬化のリスクが高まります。
脂質異常症の治療
脂質異常症を放置して、動脈硬化が進んだ結果、心筋梗塞などの怖い病気を招く恐れがありますので、健診などで異常を指摘された際は、そのままにせずにお早めに当院へご相談ください。
生活習慣の改善や内服薬などで脂質をコントロールして、動脈硬化の発生・進行を防ぎます。