執筆者
院長 土井 たかし
資格・所属等
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 認知症サポート医
- 日本禁煙学会 認定専門指導者
- MINT member(Tallinn 2019)
- 日本医師会認定産業医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 日本サッカー協会認定コーチ(D級)
- 西京区認知症地域ケア協議会 実行委員会
- NPO法人京都禁煙推進研究会 理事長
- 日本禁煙学会 評議員
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会社の定期健診や自治体の特定健診を受けたあと、「要再検査」「要精密検査」「異常あり」といった結果を受け取ったものの、そのままにしてしまっている方も少なくありません。
忙しさから受診を後回しにしてしまったり、「特に症状がないから大丈夫だろう」と感じてしまうこともあると思います。しかし、健康診断で数値の異常を指摘された場合は、身体からの大切なサインである可能性があります。
生活習慣病の多くは自覚症状がほとんどないまま進行するため、健診結果をきっかけに体の状態を確認しておくことが大切です。
健康診断の基準値は、医療機関で治療を開始する基準よりもやや低く設定されていることが多くあります。これは、病気になる前の段階で生活習慣を見直すきっかけを作るためです。
たとえば糖尿病の指標であるHbA1cは、健診では5.5以上で指摘されることがありますが、医療機関で治療を検討する目安は一般的に6.2以上とされています。
コレステロールや血圧についても同様で、健診で指摘されたからといってすぐに病気というわけではありません。ただし、そのまま放置してしまうと数値がさらに悪化する可能性があります。
健診結果は「身体の状態を見直すタイミング」として捉えることが大切です。
健康診断では、生活習慣病に関係するさまざまな項目がチェックされています。特に次のような項目で指摘を受ける方が多く見られます。
これらの数値は、食事や運動、体重、睡眠などの日常生活の習慣と深く関係しています。
生活習慣病は、初期の段階では症状がほとんどありません。そのため、数値に異常があっても体調の変化を感じにくいことがあります。
しかし、血糖値や血圧、コレステロールの異常を長期間放置すると、血管に負担がかかり動脈硬化が進行します。その結果、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気につながる可能性があります。
健康診断で指摘された段階は、まだ生活習慣を見直すことで改善できる可能性が高い時期です。早い段階で体の状態を確認し、必要な対策を取ることが将来の病気の予防につながります。
健康診断の結果を見ても、「この数値は何を意味しているのか」「受診した方がよいのか」と迷うこともあると思います。
数値の意味は一つだけで判断するものではなく、年齢や体重、生活習慣、これまでの検査結果などを総合的に見て評価することが重要です。
当院では健診結果を確認しながら、現在の体の状態をわかりやすく説明し、必要な対応を一緒に考えていきます。
健診結果をお持ちいただければ、血液検査や血圧測定などを行い、現在の状態を確認します。そのうえで、生活習慣の見直しが必要な場合には食事や運動などの具体的なアドバイスを行います。
必ずしもすぐに薬が必要になるわけではなく、生活習慣を整えることで改善するケースも多くあります。患者様の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。
健康診断で数値を指摘された方や、結果の見方がよくわからない方も、お気軽にご相談ください。

執筆者
院長 土井 たかし
資格・所属等